無釉土鈴/サンカンペン

無釉土鈴
高6.5㎝ 径5.2㎝

サンカンペンの焼き物は、タイ北部のチェンマイ県オンタイ村で15~16世紀に生産されたといわれています。釉薬は薄く塗られているのが特徴ですが、この土鈴は無釉で、上部中央に穴が開けられています。吊るしたものとみられますが、詳しいことは不明です。ただ、タイの寺院などは、ベルをたくさん吊してありますので、用途として寺院で使われたのではと推察しています。形がいびつで、ヘラのあとも見えます。地味な焼き物ですが、味わいがあります。

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