スコータイ鉄絵合子/タイ

DATA:高13.8㎝/径11.3㎝/15~16世紀
3世紀にタイ・スコータイで焼かれました。鉄分の多い陶土に白濁の化粧がけをし、鉄絵で描かれた草花紋合子です。スコータイ王朝で使用されたものと思われますが、香合・化粧品などを入れる合子(ごうす)としては、どっぷりと大きく存在感があります。完品で汚れていないところをみると、装飾品として焼かれた可能性が高く、安定感を出すために、本体の土をヘラで削ってつくった「ケズリ高台」の跡も見られます。

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