彩色蝙蝠文土器|特選画廊|ヨコタ博物館

彩色蝙蝠文土器

■DATA:高28.3㎝/径40.4㎝/BC300年〜AD200年

バンチェン遺跡出土。低温で焼かれ、黒陶の上にクリーム色の粘土で化粧がけし、その後、二酸化鉄で描かれています。彩色されてからは焼かれていません。色がとれなくなるまでに千年の歳月が必要と言われています。この土器は口に4匹の蝙蝠が描かれ、内側には叩き跡がみられます。これらの陶磁器と共に山岳民族の人骨も60体ほど出土。また作りが繊細でもろく、実用に耐えうるものでないことから墓の副葬品であると思われています。